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プラス思考は時代遅れ!

何事もプラスに考えることがよいこと!
ネガティブに考えると良くないことが起こる!

プラス思考やポジティブシンキングが推奨されていた時代がありました。

何を隠そう私自身も、プラス思考の熱烈な信者でした。

確かにプラス思考が有効な時代がありました。

高度成長時代やバブル期のように、ものを作れば売れる。
世の中の3分の2以上は若者で、これからますます人口が増える。
今はしんどいけど見通しが立つ時代であれば、プラス思考は有効だったと思います。

ただ、今は、…

VUCA社会。

変動激しい先行き不透明な時代!

ほんの気休めや一時しのぎのためならよいでしょうが、
本気で、プラス思考をしていれば良いことが起こる!

なんて信じていると、思うようにならないことばかりで、
益々、不安を増大させていくことになります。

では、変動激しい先行き不透明なVUCA社会に必要な思考とは?

物事をプラス面マイナス面、両面から見ていく視点が必要になってきました。

そもそも、出来事に良い悪いが実質あるのでしょうか?

例えば、結婚。

結婚することはおめでたいこと、家族ができることは幸せ。

という側面があります。

半面、責任や役割。これまでは自分のことを中心に考えていれば
よかったのが、相手のことも考えないといけなくなる。

という面もあります。

要は、出来事には両面あるということ。

両面から物事を見て、どうしていくかを個々が覚悟を持って決める。

何もかもプラスの側面だけを見ようとして、
マイナス面を見ないということは、今の(VUCA)時代、混迷をもたらします。

また、マイナス面を見ず覚悟のないまま決意することも、
変化に順応できず、後悔ばかりすることにもなります。

我々の中に、しつこくプラス思考が身についています。

悩みや問題が起こったときはプラス思考ではなく、
悩みや問題は、自らのこれまでの考え方や行動を見直すよい機会として捉える。

また、両面から物事を見る中庸思考を身につけるよい機会です。

脱、プラス思考の進めです。