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競争から共生へ

プロ野球はキャンプがスタートしましたね。

野球ファンの方々は、ワクワクウキウキされておられるのではないでしょうか?

プロ野球も随分変わってきたことを感じます。

何が変わってきたかというと、選手の皆様が笑顔が多いということ。
きつい練習の中にも楽しさが伝わってきます。

私が少年野球をやっていたころは、笑顔で練習していると、
「ふざけるな!真面目に練習しろ!」「歯を見せるな!」
おまけに「練習中は水を飲むな!」

夏真っ盛りの昼間に水を飲まずに練習していたなんて、
今だったら虐待ですよね。

最も大きな変化と感じるのは、他球団の選手に躊躇なく教えてもらうこと。

キャンプインする前に、選手は自主トレを行います。

自主トレも他球団の選手と一緒にトレーニングすることは珍しくなくなりました。

おまけに、他球団の選手に技術や練習の取り組み、時には栄養学等を教えています。

こんなこと昔では考えられないことでした。

が、今は当たり前のように行われています。

他球団の選手にいろいろなことを教えることで、そのチームが強くなってしまいます。

でも、惜しみなく他球団の選手にも教えるのです。

何のためでしょうね?

それは、…

球界全体のレベルを上げるため。

球界全体のレベルが上がれば、面白い試合が増えてきます。

そして、ファンが増えてきます。

ファンが増えて野球をやりたいという子供たちが増えていきます。

レベルの高い選手を研究して、子供たちの野球のレベルも上がります。

というように、よい循環が生まれてきます。

これは野球の世界だけではありません。

他のスポーツ、ビジネスの世界でも、同様です。

要は、時代は共生の時代です。

そして、共生のためにも競争も必要です。

ただ、一昔前のように人を蹴落としていくという競争ではなく、
全体のレベルUPのための競争であり、結局のところ共生です。

共生を邪魔するのは劣等感です。

劣等感をバネに人を打ち負かす生き方はもう古い!
孤立化していきます。寂しい人生になります。

人と比べて生きないで、自分らしく生きる。

共生には、自分らしくが大切になってきます。