「別に大きな問題があるわけでもなく、日々の暮らしに困っているわけではない。
ただ、何かモヤモヤ感が拭えない!自分の人生このままでいいのだろうか?」
もし、そんな想いが湧いてきているのなら、自分と向き合う良い機会かもしれません。
「でも、自分と向き合うといっても何をどうすればよいのか?」
そうですよね。自分に向き合いたいと思ったとしても、どうすることが自分と
向き合うことなのか?疑問に持つ人も多いように思います。
まず、認識していただきたいのは、
私たちの人格(パーソナリティ)は一人だけではないということです。
精神科医で心理学者のフロイトは、パーソナル構造という理論のなかで、
少なくとも3人の人格(パーソナリティ)が存在していると唱えています。
快や不快という快楽原則に支配されている子供の自分(イド)。
良心や道徳心に支配されている大人の自分(スーパーエゴ)。
現実原則に従い考え方や行動を方向付ける自我(エゴ)。
3者の違った観点から物事を見ている存在がいると聞いて、どう思われましたか?
「自分の人生このままでいいのだろうか」という想いは、
周囲の関りや環境に応じながら、その都度最適な考え方や行動をして(エゴ)
大人として生きてきた(スーパーエゴ)なかで、子供の自分(イド)が
言っているメッセージなのかもしれません。
子供の自分(イド)の観点は、快か不快です。
このままでいいのか?というのは、このままで幸せ(快)なのか?
を自分自身に問いてきていると考えられるのです。
自分と向き合うとは、イドの声に耳を傾けるということです。
そして、今一度、自分の心地よい世界はどんな世界なのだろうか?
立ち止まって考えるということです。
決してイドに従うのが良いと言っているわけではありません。
これまで培ってきたことは活かしながら、
自分にとっての心地よい世界を創造していくということです。
統合的人生ということでしょうか。
ピンときた人はやってみてください。