「みんな悩んで大きくなった!」
昔、CMで耳にしたなと思う人もおられると思います。
悩むから何とかしようとして成長していく。
半面、悩みで身動きが取れなくなることも。
成長につながったり、身動きが取れなかったり、悩みって何なんでしょうね。
ということで、悩みの本質を見ていきたいと思います。
悩むというのは、選択肢が2つ以上あるのでしょう。
悩みをきちんと認識して動きながら模索していくことで、
答え(選択・決定)にたどり着くことは誰にでも経験があるかと思います。
悩んだら動くのが鉄則。
動きながら知識も蓄え検証していくことで未知の領域が解明されていきます。
認識する領域が増えることで視野が広がり人は成長していきます。
ただ、悩むことでなかなか決断が出来ず、身動きできなくなることもあります。
身動きできなくなる要因が、…
万能感。
万能感とは、自分は何でもできる優れた人間であるという思い込みです。
幼少のころは、そう思っていることが普通です。
例えば、「ウルトラマンになりたい。」(ごめんなさい、例えが古くて)
大人になるにつれ、様々な経験や現状に叩きのめさされたりしながら、
自分と折り合いをつけ、万能感は薄れていきます。
ただ、万能感を手放せていない大人は意外に多いと感じます。
恥ずかしながら、私も40歳を過ぎるころまで万能感を手放せていませんでした。
万能感が手放せていないと、
「もっとできるはず」「どうしてうまくできない」「なぜ、やろうとしない」。
自分を責め立てることが増えてきます。
うまくいっている自分はOK。うまくいかない自分はダメ。
と、結果至上主義となり、人と比較して優劣で自分の価値を図ろうとします。
他者の顔色や動向や成果が気になり、常に緊張状態となれば、
ストレス過多になり、心身の健康も損なっていきます。
いったい何のために生きているのだろうか!
万能感が手放せていないと、絶望の途を辿ることになります。
よって、悩みで身動きできなくなっているときは、
万能感で生きようとしていないかをチェックする必要があります。
また、どうして万能感で生きようとしているかも要チェックです。
万能感を手放せたとき、自分の人生が待っています。