私が20歳代のころ、成功哲学というものが流行っていました。
「明確なゴールを設定して、ゴールが叶っていることを思い描き
イメージしていくと潜在意識に届き願望が実現する」というものでした。
例えば、オリンピック選手は表彰台の一番上で金メダルを首にかけて
もらっていることをイメージして成果が出ている。
なんてことを知ると、自分にもできそうな気がして一時はまっていました。
あなたはいかがですか?願いを叶えるために何かはまったものはありますか?
そして、願いは叶いましたか?
私は、残念ながら当時の願いは何も叶いませんでした。
叶わなかった理由は、今ならわかります。
叶わなかったのは本当の私の願いではなかったからです。
当時、年収1000万円という目標を描いていました。
(年収1000万円という願いが問題なわけではありませんので念のため。)
どうして年収1000万円という目標を立てたかというと、当時、
成功者といわれていた人たちの最初にクリアする数字が、
年収1000万円だったからです。
また、年収1000万円になってどうしたいかというビジョンはありませんでした。
要は、人から評価されたかっただけで、心から欲しいと思う願いではなかったのです。
では、どうして人から評価されたかったかというと、
自分に自信がなかったからです。
自分に自信がない。⇒自信をつけるために人からの評価が必要。
⇒人からすごい人といわれるために成功者の第一登竜門である年収1000万円。
だったのです。
イチロー選手がCMで語ってられました。
「いつも手の届くことを目標にしてきた。
小さな目標を積み重ねることでしか遠くへは行けないことを知っているから」
偉大な結果を残してきた人は、等身大の自分を起点にしているということ。
自分の手に届きそうな、そして、心から手に入れたことでないと
願いは叶わない!
ということです。